Red Wing 8829 'Billy boot'
Size: 7 1/2 inch , D Width
Price:52,000 JPY(non-Tax)
Details
無骨で迫力ある正面。もうこれだけで存在感ありまくり。
これまた頑丈そうなリアヴュー。新品なのにすでに風格がにじみ出ている。
上から見た絵も、履く本人には大事。
特徴的なナイフポケット(右足のみ装備)
至ってシンプルなサイドビューが、皮製ブーツが男のギアであることを雄弁に物語る。
クローンダイク皮革の大きな特徴となる、茶色の断面や裏面。
靴紐は黒い丸紐とレザーの角紐が付属。ここでは角紐を装着
銘品877と同様、水の浸入を防ぐため、サイドは直線縫製。また、四角ステッチは今回不採用。これは本作が、過去の単純な復刻ではないからだろう。
U-tip部分は2枚の皮のすくい縫い仕様となるお家芸。トゥデザインの肝。黒ブーツの場合、ステッチはやはり白に限る。
BOXも今まで見たことのないエクスクルーシヴなデザインだ。
*Hatsのサイトですが、番外編記事をば。
Red Wing製 Style No.8829 通称'Billy boot'
アメリカのRed wingサイト(redwingheritage.com)でつい先日このBootsを発見して以来、その比類なき魅力にぞっこんになりまして。
クローンダイク皮革(いわゆる「茶芯」仕様)に、銘品ブーツ「877」のブラック版ともいうべき精悍なルックス。皮の断面や裏面に茶色い芯地が覗いており、この2色構造のおかげで立体的なオーラが漂います。
今までのブラッククローム皮革(芯まで真っ黒に染められたもの)しか知らなかった僕にこのモデルは、Red Wing bootsの新たな魅力を教えてくれました。
ハトメがシルバーなのも個人的にはポイント高し!877のハトメは茶色なんでどうも野暮ったく映って、イマイチ好みじゃないんですよ(まぁ、ブラックベースにはシルバーハトメしかあり得ないとは思いますが)
おまけにこのモデルのオリジナル仕様として、ナイフポケットまで付いてます!(まず使わない機能ですが・・・笑)
もうこれはいっこの作品として、老舗ブーツメーカーの並々ならぬ企画力、製作力が炸裂した、現代の逸品と申せましょう。近年まれにみるこのカッコ良さに、久しぶりに物欲もソソラれまくりました。
もうねこのBilly boot、欲しくて欲しくて夢にまで出てきた(笑)んですが、流通を調べるとこれが海外限定っぽい。なので、「そのうち手に入るさ・・・」的に長期戦を覚悟(というか、まぁ、半ばあきらめかけ)ておりました・・・
ところがつい先月の11月下旬、なんと!Red Wing JapanでもこのBilly boot 8829を少量ながら正式に扱うとのニュースが。
そこで、とるものもとりあえずRed Wing直営店に出向くとですな、ホンモノがフツーにあるじゃないですか!しかもラスト1足とのこと。さっそく試着してみると、ちょっと大きいですがサイズもなんとかいけます。この際、ぜいたくは言ってられません。カネもない時期にこの6万近い出費は痛手ですが、即決せねばならぬ人生の分岐点というのは、このように突然訪れるものです。笑
そうして入手したのが、上の画像のブーツなのです。Red Wing公式オンラインストアのBilly bootのページでは、エラー表示で商品の掲載があったりなかったりしてる(2019年12月3日現在)ので、おそらく掲載されればすぐに売り切れてしまう状況なのだと思います。在庫も少ないのでしょう。ほとんど難なく入手できたわたしはラッキーでした。